10.スタジオ奮闘中
- hinakokuga
- 2017年9月28日
- 読了時間: 4分
スタジオの作業に追われ、時には2時間睡眠とかで頑張っていたのですが、自分のタスクは山を超えたのでブログを更新。
スタジオ、着々と進んでいます。
1日でものすごい勢いで進んで行きます。
どんどん自分達がデザインした小さな建築が建っていっています。
月曜は、私は、図面チーム(drawing design team)の他の3人と一緒にひたすら断面図を書いていました。
図面がないことには施工できないのでここが山場でした。

↑皆で敷地に行って実際の床と同じサイズにたって、イメージを膨らませます。ちょっとずらしたりして、最終的な位置を決定しています。
(床の6m×6.3mのサイズが体に染み込まれました)
図面チームが図面を書いている間、火曜には掘削がはじまりました。

↑これは基本的にearth workチームの仕事です。(アシスタントプロフェッサーやガーデンアーキテクツも手伝っています。)

↑暖炉チーム(北側に置かれます)も色々試しています。
火曜の夜は、作業の合間に皆でラップパーティをしました。

↑Logisticチームは、こういうパーティの会計管理も大切な仕事です。
水曜の午前は、ばたばたしていてようやくお昼すぎに敷地に行けたら、すっかり基礎が出来ていました。

↑足跡で凹ませないように板の上で作業しています。

↑基礎の上にレンガを敷き詰めています。木の板で、真っ直ぐ並ぶようにガイドを作っています。

↑後ろではバケツリレーならぬレンガリレーが起こっています。

↑犬も重機の下で休憩して、参加しています(?)

↑こちらは私の所属する図面チームの様子。
4人しかいないので大変ですが、細かーい図面をたくさん書いてます。
私たちの建築自体は実にシンプルな物ですが
、実際に建てるものなので細かく丁寧に、詳細まで決めながら描くので時間がかかります。
図面の表現方法も日本で描いていたのとかなり違います。
日本では、線の太さを変える表現方法で書いていたことがほとんどなのですが、こちらのスタイルでは線の太さは全部同じ!
強調したいところがあったらひたすら線を増やして密度をあげます。点描みたいな感じのイメージです(線だけど)

↑途中、アペロで休憩したり。アペロは、スイスの慣習で、ご飯前に食べるおやつみたいな物です。なんとお酒もでます。このアペロは大学によって出されています。もちろん無料。
(ちなみに左に写っている2人、オスカーとクリスは同じドローイングチーム)

↑夕方にはかなり煉瓦が敷き詰められました。今後さらにどうなるのか、図面で完全に知ってるとはいえ、ワクワクです。

↑今日の作業を終えたearth work チームが後ろでビールを飲んでいます。
このように、チームに分れながら、どんどんプロジェクトを進めています。
正直、4人しかいない図面チームに、ドイツ語が喋れない、しかも完全マイノリティの留学生(多分全体70人前後の中、留学生3人くらいしかいない)が突っ込んでしまってよいのか不安でしたが、周りの人に恵まれているおかげで、ハッピーに過ごせています。
図面チームでは、オスカーの冗談にクリス、シャーロットと一緒に笑いながら作業しています。
総監督係チーム(2人)のデービッドは日本好きで、お好み焼きが好きなんだよーと教えてくれたり。 何故かきつねという言葉は有名(?)できつね!きつね!と楽しそうに言ってくれたり。よっこいしょが流行ったり。ヒナコ!ヒナコ!とたくさん呼んでもらえたり。
作業量が多すぎてストレスを感じがちの時も、総監督の2人が和ませに来てくれたり。
大変な係ではあるけれど、マイノリティなくせに中心に入れてもらえていて、本当に幸せです。まぁその分すごくきつくはあるのですが。
ものすごいスピード感の中、私たちのチームはかなり頑張ったので、施工用の図面はほとんど終了です!あとは魅せる図面を描きます。
これからの私のタスクは来週月曜までにイケてる敷地全体の断面図を作り上げることなので、今までに比べたら少し自分のペースでできそうかな?
土日もどちらかは丸一日休めそうなので、どこかにお出掛けしようかな!
「ヒナコの役割はストーリーテラーとしての図面を描くことだ!!!平面でも空間を感じさせる図面を描け!」とアシスタントプロフェッサーには念を押されたので、頑張ります。
正直、イメージ画像で魅せることは意識しようとしても、図面で魅せる!ということは今までしてきてなかったので、本当に新鮮で刺激的です。
興奮気味な日々が続いていますが、もりもり食べて体力で負けないように!するぞ!
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