56.サハラ砂漠・メルズーガ→ティネリール→ダデス峡谷
- hinakokuga
- 2018年5月6日
- 読了時間: 4分
砂漠で目を覚ましたモロッコ旅6日目。この日は、朝からラクダで砂漠の真ん中からメルズーガの街まで戻り、そして引き続きドライブをしてマラケシュの方に向かいます。
この日のドライブは
Merzouga - Todra Gorge - Dades Valley
というルートでした。
ベルベル人のサイーさんに朝早く起こされて1日がスタートしました。


↑私たちが泊まったキャンプ。想像以上に豪華で快適なキャンプでした。
砂丘に登り、上で朝日を待ちます。

↑まだ薄暗いうちから出発しているキャラバンが見えました。


変わっていく空の色に合わせて様相を変化させる砂漠は、なんとも幻想的で綺麗でした。


砂丘の上で、サイーさんとラクダを待ちます。
昨日一緒にディナーをとったスイス人カップルのラクダが見えます。


すっかり明るくなった頃、サイーさんとラクダも到着しました。


そこから再び1時間半かけて砂漠を進み、街に戻りました。




2日間で計3時間も砂漠の上でらくだに揺られていた訳ですが、何もないのに不思議と飽きませんでした。それ以上に、圧倒的な自然の力を感じて感動しました。サハラ砂漠はモロッコ旅のハイライトです。

↑荷物を預けていた宿で朝ごはんをとり、その日の宿泊するダデス峡谷(Gorges du Dades/Dades Valley)に向けて、またドライブスタートです。
途中、オアシスの町リッサニ(Rissani)に寄りました。 この街はベルベル人の南部での最初の独立王国、シジルマッサの首都だったそうです。
リッサニのモスク(Mosque Rissani)を訪れました。幾何学模様の装飾は美しく、中に入ると広がる庭園も気持ちが良かったです。



↑祈り場も光に満ちた美しい空間でした。

↑モロッコで度々見られるこの中庭型の建築様式は、乾燥地帯の街の楽園という印象を強く抱かせます。
モスクの他にも、街には特徴的な建築がありました。


門を後にして、再びドライブです。
地下人工水路に寄りました。11世紀に作られたそうです。 地下に降りて行きました。
地下から見上げた時の光景はなんとも不思議な気持ちになりました。



近くにはお土産屋さんがあり、たくさんの鉱石が売っていたので思わずクオーツの指輪を購入しました。

初めは965DH(1万円弱!)と言われたのですが、最終的には150DHで購入できました。このように、初めにうんと高い値段を言われるのは、モロッコあるあるです。笑
そして再びドライブを続けました。



途中、ラクダが遊牧されているのを見たり、ロバをつれた親子が井戸の水汲みを見たり、人々がたくさん荷台に乗って移動しているのを見たり、ランチを食べに車を降りたりしながら、ティネリール/ティンジル(Tinghir)の街に着きました。

↑城壁で囲まれた要塞、カスバ(Kasbah)が見えました。ユダヤ教の人が185年前に住んでた家だそうです。

↑トドラ川沿いには美しいオアシスがあります。岩の上でギターを練習する青年たちが見えます。 埃っぽい乾燥した町と、オアシスの対照は感動的でした。
その後、トドラ峡谷(Todra Gorge)に向かいました。

↑トドラ峡谷に到着。ロッククライマー達が集まって来るそうです。確かに登って見たい気持ちも分からなくない圧巻の岩壁です。

トドラ川の水は透き通っていて綺麗でした。
左手に見えるのは、落石によって閉まってしまったホテルです。
トドラ峡谷を後にし、ティネリールの街に戻ります。

峡谷からの帰り道の景色。
街に着き、ムハンマド5世通り(Ave. Mohammed)でお金を下ろしたり買い物をしたりしました。


↑このお店では、ムスタファさんに、今晩泊まるところは寒いからワインを買ったら?と勧められ、ワインやビールを購入しました。イスラム教の国なので、お酒を見ることはほとんどなく、このお店でもカウンターの奥でひっそりと売っていました。
そしてティネリールからさらに50km以上ドライブを続けました。

日も暮れた頃、ダデス峡谷のホテルに到着しました。

↑ホテルではなんとちょっとしたコースディナーが出たのですが、数日の疲れがどっと出たのかすっかりダウンしてしまい、食べきることすらできませんでした。(食べきれないというのは私の中ではかなりの非常事態です。笑)
当然ワインを飲む元気などなく、久しぶりの温水シャワーに癒され、しっかり疲れをとり、ぐっすり休みました。
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