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53.フェズ観光前半(フェズ・エル・ジェディド)

  • hinakokuga
  • 2018年4月28日
  • 読了時間: 6分

また前回から随分とブログの更新が空いてしまいました。(もはや私の決まり文句。笑)

4月は、イースター休暇が終わった後、インターンの面接や、設計スタジオ、模型の授業の発表や他の授業などでバタバタしていました。合間にはスタジオのメンバーでパーティーをしたり建築を見に行ったり、充実した日々を過ごせているのですが、設計ではなかなか苦戦を強いられていたり、派手に風邪をひいてしまったり、気持ちの余裕はあまりなく、あっという間に過ぎてしまった1ヶ月でした。それでも、無事インターンが決まり、先のことも少しづつ考えながら過ごしている今日この頃です。

モロッコが遥か彼方の思い出になる前に(なりかけてますが)、なんとかブログを最後まで書き切りたい、と、とりあえず写真を整理し終えたのですが、モロッコの写真はなんと、計2393枚もありました。笑

全ての写真をLight Roomというソフトで確認して選んで少しレタッチしてからブログを書いているのですが、流石に時間がかかりすぎるので、今後ブログの書き方を変えないといけないなぁと今更感じています。笑

どんだけモロッコネタを引っ張っているんだという感じですが、とりあえず書き始めてしまったので、モロッコブログはいつも通り書こうと思います!モロッコで買って2ヶ月以上まだ開けていないビール、最後の日のブログを書ききったら飲むぞ!!!笑

________

モロッコ旅4日目、フェズ。1000年以上の歴史がある迷宮のような古都です。要するにモロッコ版京都です。笑フェズは世界遺産が多くあり、撮った写真も多いので、二回に分けて投稿します。

まずは、ホステルでの朝ご飯から1日をスタート。

↑二段ベットが並ぶドミトリータイプの部屋からロビーを見下ろした様子。フェズ トゥリア パレスというこのホステルは、安い割にかなり雰囲気も良く清潔で気持ちがよかったです。

モロッコでは中庭を持つモロッコ建築の邸宅を改装したリヤドという邸宅が有名ですが、リヤド風で、安宿とは思えない綺麗さでした。(でも、借りたタオルで顔を拭いたら顔が糸だらけになったり、シャワーの調子が悪かったり蛇口がとれかけてたり、お茶目な部分もありました。笑)

朝からキャラメルプリンとクレープが出て、ミントティと共に食べました。

モロッコ人は、お酒を飲まない分、砂糖を趣向とする甘党が多いそうです。私は甘党というよりはしょっぱい党なので(?)、ミントティでもなんでも甘すぎると感じることが多かったのですが、ここの朝ご飯は眠気覚ましに程よい甘さで美味しかったです。

↓ホステルの近くのルシーフ広場(Pl. el Rcif)から散策スタートです。

フェズのメディナ(旧都市)はフェズ・エル・バリ(Fez El Bali)とフェズ・エル・ジェディド(Fez El Jdid)の二つの地域に分かれており、いわゆる迷宮のような地域はエル・バリの方です。エル・ジェディド側の方は王宮があり、比較的落ち着いた地域となっています。ホステルはエル・バリの中にありました。

とりあえず、朝は迷宮のエル・バリを抜けてエル・ジェディド側の散策をするべく、エル・バリの出入り口の門、ブー・ジュルード門(Bab Bou Jeloud)に向かって歩きました。

門をひたすら目指してタラアケビーラ(Talaa Kbiira)という通りを進んでいきます。メインの通りは、この通りとタラアセギーラ(Talaa Sghira)の二本です。

朝は観光客はあまり多くなかったですが、美しい装飾と雑多な小物類が混ざって、見ているだけで情報量過多というか、かなりカオスな空間でワクワクしました。

↑途中寄った器屋さん。

↑私の母も好きそうなお店だな、なんて思いながらお土産を吟味し、一目惚れしたミラーを購入。250を130DHにまけてくれましたが、後から考えると相場と比べると結構高かったです。笑

他にも、道中、料理にも使える1~2人用のサイズのタジン鍋を購入しました。20DH(約200円)という破格でした。

基本的にはカオスな空間なのですが、 ところどころ、美しい幾何学模様に覆われた神聖な雰囲気の場所があり、思わず足が立ち止まります。

途中通った市場の辺りは、現地の人が多く観光客もあまりおらず、ピリピリした朝の雰囲気が流れていて、かなり緊張しました。人が多いところや写真を撮るのを控えるようにしていたのでほとんど写真はありませんが、鶏をその場でしめていたり、色々な動物が売っていたり、かなり生々しい、観光の雰囲気とは一転、人々の生活をまざまざと感じる場面が続きました。

朝の現地の人のエネルギーを感じて、ブー・ジュルード門に着く頃には既にかなり疲労困憊。笑

ブー・ジュルード門は、世界遺産です。タイルと幾何学模様の装飾が特徴的な建築です。アーチの間からはミナレット(イスラム教の塔)が見えます。

そこから、エル・ジェディド側に行きました。

↑途中の広場ではサッカーをしている子供達がいました。

↑ブー・ジュルード庭園(Jardin de Bou Jeloud/ Jnane Sbil)に到着。

この広場では、エル・バリ側の朝の喧騒からは一転、優雅な時間が流れていました。のんびり歩いて、リラックスすることができました。整備が行き届いた綺麗な公園でした。

↑その後ダッカーキーン門(Bab Dakakkien)の近くに自称ガイドが溜まっているので、捕まらないように逃げながらフェズ・エル・ジェディド通り(Grande Rue de Fez el Jdid)を進みました。

↑スマリン門(Bab Semmarine)を通ってしばらく歩き、

↑王宮(Dar el Makhzen/ Palais Royal)に到着。

王宮の正門は流石の威厳でした。

クラクラするほど細かい幾何学模様は緻密で、とても美しいです。中に入場することはできませんが、正門だけでも見る価値があるものでした。

その後、メッラハ(mellah)というユダヤ人街の辺りを少し散策しました。

ミステリアスな雰囲気の一角でした。こちらもメインの通りは忙しい雰囲気で、観光客は邪魔そうだったので早めに退散。

ダール・バトハ博物館(Musee Dar Bath)の方角に向かってメディナの外側を歩くことにしました。

フェズは、メディナを出ると、道路は太く整備され、かなり都会的です。メディナは古都として昔ながらの趣をそのまま残していますが、そこを一歩出るとガラリと印象が変わります。

↑バブリアファ(Bab Riafa)という門から再びエル・バリの方のメディナに入りました。

ダール・バトハ博物館の周辺は、エル・バリであるけれども人は少なく道幅は広く、高級そうな雰囲気が流れていました。

↑ダール・バトハ博物館に到着。こちらも世界遺産です。

ダール・バトハ博物館は元々は19世紀末に建設された宮殿です。噴水と生い茂る草木の庭園はムーア様式といって、楽園を想像して作られたものだそう。開放的で、ひたすら気持ちが良い空間でした。外から見るとシンプルなのに、中に入るとガラッと雰囲気が変わるモロッコならではの建築はとても魅力的でした。

そして、改めてエル・バリの中心に向かうべく、ブールジュルード門の近くに戻りました。

↑125DHでブールジュルード門の近くのナガムカフェ(Nagham Cafe)でランチをしました。このチキンのタジンが相当美味しかったです。毎日タジンばかり食べていましたが、たくさん種類があるので、そこまで飽きません。

↑カフェからの眺め。ブールジュルード門を上から見下ろすことができます。

しっかり腹拵えをして気合いを入れて、いざ門の中へ改めて入りました。

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