52.青の街シャウエン観光。その後、フェズへ。
- hinakokuga
- 2018年4月7日
- 読了時間: 5分
その後モロッコ旅3日目の振り返り。
この日は、青の街として有名なシャウエン(Chefchaouen)観光をして、フェズ(Fez)へ移動した1日です。
朝はホテルで、旅の5日目からの砂漠ツアーを予約してからスタートしました。

↑このホテル カーサ カルディ(Hotel Casa Khaldi)、シャワーのお湯は出なかったけれど(笑)、こじんまりしていて小綺麗で安く、良いホテルでした。
まず、国営のCTMのバス停に向かい、フェズ行きのバスチケットを購入しました。一人当たり75DHです。その後、砂漠ツアーのデポジットを振り込むべくウェスタンユニオンを探し求めたり、送金できる所が見つからず結局Paypalで送金することになったり、と少しバタバタしていましたが、気を取り直してシャウエンの街散策をスタートしました。







青い!!!笑
シャウエンは奥の方に登れば登るほど、観光の色が消え、落ち着いた静かなエリアになっていきます。まるで異世界です。
ロマンチックな青い壁の美しさだけでなく、人々のカラフルな生活が垣間見える場面も面白かったです。



観光地としてとても人気が高いだけあって、道で物を売っている人が多いですが、通学する子供がいたり、散歩している現地の人がいたりして、人々が住んでいるんだなぁ、としみじみ感じました。

↑時々ちらっと背景に山が見えて、「村」であることを思い出させます。
また、猫の街ともいわれるほど、いたるところに猫がいます。



猫も人間も同じ時間で生きているような、のどかな街でした。
道中では、青空市(?)でマグネットを買い、石鹸のおみやげ屋さんにも寄りました。


↑La BOtica de la Abuela Aladdinというお店。フォトジェニックな店内と良い匂いに惹かれ、思わずおみやげを購入。
また、ベルベル絨毯屋さんにも寄りました。

↑機織り機。

↑ここぞとばかりにお兄さんがたくさんのカーペットを見せてくれました。笑
ちょうど小さいカーペットが欲しいと思っていたので、カラフルなカーペットを購入しました。当初450DHと言われていたのですが、最終的に190DH(約2000円)までまけてくれました。サイズがちょうど良く、チューリヒの部屋で愛用中です。
とにかくお店はたくさんあります。

↑大量のタジン鍋が置かれていたり。

↑器がたくさん並べられていたり。カラフルなタジンは、飾り用で料理には使えないそう。
昼食は、広場まで降りてきてレストランで昼食をとりました。

↑チキンタジンとスープと串ステーキミックス。
ここでは、猫の街だけあって、猫に食べ物を狙われながら食べました。

凛々しくて美人な猫だけれど、食事は死守。笑
昼食後、バックパッカーの彼と再び再会し、眺めが良いテラスを教えてもらいました。


↑グランモスク(Grande Mosquee)とカスバ(Kasbah)が見えます。

↑屋根の上で食事を摂るのも気持ち良さそうです。

1日の滞在でしたが、たっぷりシャウエンのメディナ(旧市街)を楽しむことができました。
穏やかな時間が流れている気持ちの良い村なので、もう少しのんびりしてもよかったかもしれません。
その後、バス停へ、メディナを後にしました。
途中、まさかの日本語を見つけて、意外すぎて思わず写真。

↑「剃ります」日本人でここで剃ってもらう人がいるのだろうか。
さて、バス停に着き15時15分発のバスに乗ろうとすると、荷物のチケットは別だと言われ慌てて券売り場に行き購入。時間が迫っていた上にお釣りがなかったようで、お兄さんが10DHのところを5DHにしてくれ、なんとかバスに乗り込みました。バスは、国営だけあってとても綺麗で、バスの運転手も公務員といった感じでピシッとしていました。笑
フェズまでの道中の景色も、のどかで綺麗でした。


何もない景色をただひたすらバスで進みます。

↑途中休憩に降りたり。

↑日本だったら間違いなく構造がアウトな建築を見たり。
真っ暗な道を随分進んだ後、フェズの街の光が見えてきて、20時過ぎにはフェズに到着しました。
ここでも、出た瞬間タクシーの客引きに囲われました。
バスターミナルは新市街の方にあるので、ホステルがある旧市街まではタクシーを利用しました。
メディナ(旧市街)に到着すると、道が細すぎて入れないので、タクシーは途中で降ろされ、後は歩いて行きます。
メディナはまるで迷路のように細い道が入り組んでいます。
自称ガイドで、ホステルの従業員と友達という人に惑わされながらも、なんとかホステルに到着しました。自称ガイド、あちらから声をかけてきて、親切で道を教えてくれるような顔をしているのに、ホステルに着いたら金銭を要求してきます。ホステルの人たちが出てきたので払わなくてすみましたが、ツアーブックでそういうことがあると分かっていたのに、いざ当事者になるとパッと反応できないものだなぁ、と、改めて身を引き締めねば、と痛感しました。
その後、ホステルの従業員に教えてもらって、Snach Marakというレストランで晩御飯を食べました。

↑奥はケフタ(ひき肉)のタジンで、手前はパイのようなものです。シナモンと砂糖がかかっていて、お肉のパイなのに甘いです。タジンは美味しかったけれど、パイは私には甘すぎました。
そして帰宅してシャワーを浴びようとしたら、再びお湯が出ないという悲劇が。笑
もうモロッコはそういうものなのだと諦めて浴びていましたが、同じ部屋に泊まっていた人によると前日まではお湯が出ていたようで、私が浴びた後にスタッフを呼んで直してもらっていました。無駄な苦行でした。笑
穏やかなシャウエンから一転、フェズはヒヤヒヤする場面もありましたが、モロッコの美しい点から人間らしい点までを全身で感じた1日でした。
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