14.パビリオンの完成。
- hinakokuga
- 2017年10月15日
- 読了時間: 4分
平日は課題、休日は外出、と目一杯な日々を送っていたら、風邪をひいてしまったので、今日はパブロンを飲んで家で穏やかに過ごしています。 先週の土日はチェルマットとベルン、この土曜日はユングフラウヨッホという所で、たっぷりスイスを感じて楽しんでいたのですが、写真の整理が全然おいついてないので、また改めて。(もはや常套文句) とりあえず先週のまとめ。
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月曜日、ついにパビリオンの断面図の完成です。

パソコンの画面をスクショしてみたのだけど、全く伝わらない。涙 これは実際はA0のサイズのとても大きな紙面に、1番細い線で密度が高く描かれています。 左に描かれている四角いものが我々の設計です。(伝わらない) 床が煉瓦、壁が植栽、煉瓦の暖炉があり、以前の年のスタジオで作られたパビリオンを借景しています。 植物や周りとの関係がとても大事で、建物単体の設計というより、庭の設計といった感じです。
———— 火曜日は、設計スタジオの次の新しい課題、Atlasの作業をフラビオとしました。
日本ではスタイロフォームでスタディ模型(仮の模型)を作ることが多いのですが、こちらでは石膏をよく使います。私は石膏の模型は初めて。乾く前に削ったりできて楽しい。

↑これは、石膏で私たちの選んだ敷地の地図を簡単に表したもの。線路と道の関係を示しています。 また、夕方はアペロでパビリオンの完成をお祝い。

↑白ワインとビールにチーズで、立食パーティーのような感じ。

↑自分たちで作った暖炉で、火をくべて、グリルの準備をしています。

↑煙突からは煙が出ています。

複雑なことはしていない、とてもシンプルな設計で、人が集うことで完成するような建築です。楽しく完成をお祝いすることができました。 ———— 水曜は、朝イチで助教の2人とフラビオとAtlasの課題のミーティングがありました。これが、とても勉強になる刺激的なミーティングでした。 バルコニーとドアベルに注目するよりも、たまたま選んだ敷地の方が面白いことに気づき、テーマを変えることに。その敷地、電車の線路跡にストリートが出来たもので、産業改革時代を感じさせる歴史的な道だとのこと。 ミーティング後、フラビオと2人で敷地調査に行きました。

助教が教えてくれた、チューリヒのストリートフードで1番美味しいというバーガーショップ、BURGER MEISTER。
私たちは、これを、助教が1番好きだという広場で食べました。

↑この広場は、5本のストリートの交差点となっています。

↑道のカーブは、かつての線路のカーブです。
近くには本当に気持ちの良い空間に溢れています。

いつかここに住みたいくらい。

↑集合住宅がロの字型になっていて、内側の中庭で卓球をする親子がいたり。 中庭には、幼稚園があったりもします。
穏やかな気持ちになれた敷地調査でした。 ———— 木曜は、昼にNeumark4にあるアーカイブセンターで、ストリートの調査をしました。ここには古い写真がたくさんあり、資料を見ながら、たしかに線路があることを確認したり。

↑Neumarkに行く途中に見つけたお花屋さん。
帰りはDENNARで買い物。

↑このお米が、3フランもしない安さなのに、なかなか美味しい。 トルコスーパーで買ったタイ語が書いてある謎の味の素らしきもの(安い)と、白ワインと水と醤油をいれて焼きナスを作ってみたら、完全に日本の味でした。 レシピ通りに作るのは面倒くさがりで苦手なのだけれど、新しい味を作る才能はあるかもしれない。笑 和食も滞在中に得意料理を増やしたいところ。 ———— 金曜は、授業の隙間時間に、念願のIKEAに行きました。食器やまな板を買ったり、カーペットや、荷物を運ぶためのカートを安く買ったり。

↑IKEAの最寄駅、Dietlikon。
途中、iPhone を広いIKEAで落としてしまい、お客様センターにも届いておらず真っ青になって探していたら、英語を喋れない叔母さんが、必至に身振り手振りで、見つけたところと届け先を教えてくれ、見つけることが出来ました。 見つかっていなかったらどうなっていたところやら。気をつけねば。 スイスの人の優しさに触れた1日でした。 平日の振り返りは終了。明日からの平日も楽しく過ごすぞ〜
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