22.Therme Vals・7132Hotelへ(11/11.12)
- hinakokuga
- 2017年11月15日
- 読了時間: 3分
夜のバスでサンドイッチを頬張り(バスの運転手さんが許してくれたけど本当は飲食禁止らしい。笑)うとうとしているうちに、Ilanz駅から30分強でテルメバルス(Therme Vals)の最寄、停留所Vals Thermeに到着。
テルメバルスは、平たく言うとピーターズントー(Peter Zumthor)が設計した温泉スパ施設です。そこにホテル(7132hotel)が内接しています。
7132Hotelは、エントランスやロビーはトムメイン(Thom Mayne)率いるモーフォシス(Morphosis Architects)に、また、いくつかの部屋は、モーフォシス, 安藤忠雄, 隈研吾、ズントーによってそれぞれ設計されています。
ゆっこと2人で、折角の機会だしホテルにも泊まることにしました。隈研究室の一員として隈先生の部屋に泊まるべきかとも悩んだのですが、スイスに来たのだからやっぱりスイスの建築家の部屋に泊まろう、とズントーの部屋を選択。笑
1泊1人辺り200CHF、約23000円もします。女子旅にどんだけお金をかけているんだという感じですが、我々の卒業旅行、ということで。(私が卒業するのはまだまだ先な気もするけれど。笑)
暗すぎて行きは外観が見えず、迷いながらも到着。まずロビーのゴージャスさに圧倒。ズントーのチャペルやスイスの美しい景観に、人間も自然の一部なんだわ、なんて思っていたところに肩透かしを食った感じ。笑
とてもかっこいい空間ですが、こんな疲弊してボロボロの格好で来て良い場所なのか、と不安になる程。笑

↑ロビーの写真。

↑ロビーに隣接するレストランでは4000円近くする朝食を食べることもできます。

↑エントランスの写真。

↑エントランス側から見た外観。いろんな建築を貼り付けたような印象を受け、良いのかちょっと私にはよく分からない。笑
フラビオが教えてくれたことには、ズントーはもっと市民に開かれた訪れやすい空間にしたかったそうですが、テルメバルスのオーナーは、ゴージャスでスペシャルな建築にしたいという気持ちが強かったよう。ホテルでは、ところどころ豪華にいろんな物を詰め込んだぞ、という雰囲気を感じました。笑
早速、ズントー設計のホテルの部屋へ。

↑部屋のドア。(写真ピンボケですが)
入る前から黄色い部屋では、と予想できます。笑

↑やはり黄色かった。笑 予想以上に黄色かった。笑

↑洗面台とシャワー。

↑洗面台のカーブなど、うっとりするほど綺麗。(しかし水は周りに跳ねやすい。笑)

↑細いドアノブやシンプルな石鹸置き、青く透明な薄い扉でシャープなトイレ。(しかし扉に指を挟みやすい。笑)

↑夜の照明の様子。
ところどころにラグジュアリーホテルさも窺えつつ、ズントーの素材や詳細へのこだわりを感じられる部屋です。黄色の壁がなんとも不思議で、包まれた気分になると同時に、一体どこにいるのか分からなくなる感覚にもなります。それでも夜は女子トークをたっぷりした後、ぐっすり眠ることができました。
部屋を一通り見た後、荷物を全て置いて、水着にバスローブだけでテルメバルスに向かいました。
ついにテルメバルスの内部です。これが本当に本当に本当にすごい空間でした。
私の低い文章まとめ力をもってしてはあまりに長くなってしまうので、次のブログへ。
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