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28.命の襷

  • 執筆者の写真: sonnnenkind
    sonnnenkind
  • 2017年12月26日
  • 読了時間: 3分

12月に起きた、もう一つの私にとって本当に大きな出来事について。 12/16は、祖母の13回忌の日でした。法事に帰れなくて本当にごめんねばあば、という思いの中、優しくて大好きだった祖母のことを思い出していた朝。 徹夜で学校のPCルームで図面を製作していたら、愛犬トロワの訃報が母から入りました。享年11歳7ヶ月。 突然の訃報に、初めは信じられませんでしたが、その2.3日前から急に体調が悪くなって入院していたようです。PCルームで1人、大泣きしました。こういう時に、スイスで、何も出来なかった自分、入院していたことすら知らなかった自分にも落ち込みました。 トロワという名前は、フランス語の1.2.3のunアン(姉)deuxデュー(私)troisトロワというように、我が家の三人目の子供という意味。 トロワは私の中高大の青春を共にした相棒というか、一緒に成長してきたというか。 いつも私がトロワに遊びをふっかけると、仕方ない遊んでやるか、という感じで。笑 私にとっては小さな弟みたいな気でいましたが、トロワは逆に私を妹とか子分と思っていたように感じます。笑 撫でられるのが好きで、撫でるのをやめるとねぇもっと撫でてよ、と良くパンチして来ました。 写真を見ていたら何枚か昔の写真も出てきました。

↑我が物顔でソファの特等席に座っていたり。

↑トロワ用のベッドもあるのに敢えて人間用を使ったり。

↑ソファでくつろいでいたら上で寝てきたり。

↑母ばかりでなくて、もっと散歩に連れていってあげれば良かったな、とも思ったり。

ここに載せきれないほどたくさんの、11年強の思い出があります。 ここ数年は、シニア犬として大人しいワンコでしたが、それでもちょっかいを出すと仕方ないなぁといつも構ってくれました。笑

↑歯を出して半目で寝るのは小さい頃から変わらず。 ただのペットでしょ、大げさな、と思う人もいるとは思うけれど、私達にとっては確実に大切な家族の一員でした。 私たち家族の心の支えになってくれて、ありがとう。 特に、一番母が世話をしてくれていたというのもあるけれど、やはり母とトロワは一番絆が強くて、祖母が急に亡くなって私から見てもボロボロだった母が立ち直ったのは、確実にトロワのおかげもあります。 そして母を始め、私たち家族のペットロスがなるべく小さく済むように、新しい命が生まれる時を狙って天国に行ったとしか思えないタイミングです。 最後までいい子すぎて、我が家の天使だったなぁと思って、これまた涙が止まらなくなってしまう。

今年の4月や8月には、一緒に軽井沢に旅行にも行けて楽しかったなぁ。

↑スイスに旅立つ数日前に撮った、私が撮った最後の写真。もうちょっといい顔してこっち向いてくれても良かったのに。笑

命は、生まれるときはあんなに大変なのに、あっけなく蝋燭の火みたいに消えちゃうんだな、と。 命に限りがあることは知っているし、いつか別れがいつか来ることは分かっていたけれど、あまりに突然で悲しいです。 ________ 姪の誕生というとても嬉しいことと、愛犬の訃報を並べて記事に書くのはどうなのかという感じかもしれないけれど、 命、家族、について考えたことを記しておきたくて、そして今感じたことをありのまま忘れたくなくて、(更に、ブログを読んでいるよ、と言ってくれる人の中にはトロワの存在を知ってくれていた人もいるので)ブログに投稿。 全ての生き物が命を持っていて、それぞれが自分の時間を持ってて、それが重なり合いながら共鳴しあって、ずっと太古から襷が続いてきたんだな、と。(正しく表現できているか分からないけれど) 自分の襷の番も、他の襷の番も、いつまであるか分からない訳だけど、脈々と続いてきたその襷を大切にして、全てに本当に感謝して生きなきゃな、と改めて強く感じた12月でした。

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