41.湖、ハットリグリムス教会、ブルーラグーン、アイスランド最終日
- hinakokuga
- 2018年2月5日
- 読了時間: 4分
アイスランドの振り返り第五弾。これがアイスランド編のラストです。
1月2日は、皆疲れが溜まって来ていて寝坊がちだったので、お正月らしくのんびり過ごすことにしました。
ゆっくり朝ごはんを作って食べ、スーパーで買い出しをした後、家から車ですぐのチョルトニン湖(名前があっているか不安)に遊びに行きました。

何度も車で通っていて、遊びたいねぇと話していた凍った湖です。

石けりをして遊んでいます。
自然を前にすると、童心に返る気がします。
この日はこれでアクティビティは終了で、湖で遊んだ後は、家に帰りのんびりしました。
アイスランドの一軒家で友達と過ごす時間は幸せで、かけがえのない時間でした。
3日も、早起きすることはできず、遅めスタートとなりました。
レイキャビク中心地の、ハットリグリムス教会(Hallgrímskirkja)に行きました。初日のレイキャビク散策でも見た不思議な形の教会です。
ハットルグリムス教会は、アイスランドの聖職者であり詩人のHallgrimur Petrussonから名前を取られた教会です。
Guðjón Samúelssonが1937年に設計を依頼され、1945年に建設が開始、1986年に完成。73メートルの高さのある塔を備え、アイスランドでもっとも大きな教会であると同時に、もっとも高い建物です。RC造。形はアイスランドの溶岩玄武岩の風景になぞらえているのだとか。(WIkipedia)
近くに車を停め、裏から教会に入りました。(駐車場は裏にありました。)

裏から入ると、表から見たときほどの違和感はあまり感じませんでした。尖ったデザインですが、暖かみも感じます。
街の下から正面に向かって登って来たときは、ペラっと平面的な印象を受け、それが異様さと同時に不思議な荘厳さを放っていたのですが、裏から入ったので、お面の中身をネタバラシされているような状態です。変わってはいるけれど、一般的な教会の構成であることが分かり、少しホッとしました。



初めは溶岩玄武岩の風景にはあまり見えなかったけれど、先端部のギザギザした装飾は、確かにブラックサンドビーチで見た柱状節理にも見えます。


アレクサンダー・カルダーによって作られた探検家レイフ・エリクソンの像。

内部は思っていた以上にシンプルな作りとなっています。六分ヴォールトが綺麗。

中には立派なパイプオルガンもあります。
塔は展望台になっており、登ることができました。

時計の裏。

塔の最上部の展望エリアは、廃材を寄せ集めてできたのかな?という印象を受ける内部でした。

↑これが最上部。ペントハウスのようなものもあります。不必要に雨樋がついています。補強にしても、なんでこんな太いH型綱を、最上階に持ってくるんだろう?謎が多い建築です。
しかしここからの眺めは最高でした。レイキャビクの街を一望できます。

コンパクトにまとまった街がとても可愛らしく、淡い空色にパステルカラーを基調としたカラフルな家々は、まるでお伽話の世界でした。



その後は、ブルーラグーン(Blue Lagoon)に向かいました。
ブルーラグーンは世界最大の露天風呂です。自然に湧き出た温泉ではなく、接するスヴァルスエインギ地熱発電所が汲み上げた地熱海水の排水を再利用した施設だそう。それなので水は塩っ辛いです。
駐車場からは、岩に囲われた道を進みます。


着いてすぐに、贅沢な施設に驚きました。

荷物や、中での買い物は、すべてリストバンドで管理されます。とても広く、ラグジュアリーな空間です。すごく贅沢に一種類の広大な露天風呂がある箱根ユネッサンみたいな感じでしょうか。(ユネッサン、10年以上行っていないし確実に例えが悪い)
BLUE LAGOONブランドのスキンケアグッズまであります。空港にもショップが入っていました。
海水だからか髪の毛にリンスをつけてから入るように注意書きが書いてあります。つけてもバキバキになりました。
広い夜空の下に、ライトアップされて青白く光る温泉が広がっている様子は、夢のような空間でした。
満点の星空を臨むことができました。
そしてなんと、奥の方の暗がりでは、オーロラを再び見ることができました。温泉でオーロラです。なんと恵まれた旅なんだ。
途中、泥パックを顔につけたり、係のお兄さんに渡されてBLUELAGOONブランドのクリームを試してみたり、ムーディーな雰囲気の中、短歌を読んだり(笑)、たっぷり長時間満喫しました。
アイスランド最後の夜、贅沢な気分に浸りながらリラックスすることができました。
そして翌4日、最終日は、家の片付けをしてレンタカーを返し、名残惜しくも15時半のフライトでアイスランドを発ちました。






初めてのアイスランド滞在は、優しくて面白いメンバーたちのおかげもあり、素敵な思い出となりました。企画や色々な予約をしてくれた人たち、運転してくれた人たちを始め、皆には本当に頭が上がりません。
終始、自然の持つ力に圧倒された一週間でした。また、レイキャビクの街も可愛らしく印象に残っています。アイスランドは、必ずやまた来たいと思わせる魅力に詰まった国です。次はぜひ、夏にも来てみたいです。
本当に本当に楽しい旅でした。
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