top of page

43.マカオ観光(街並み、バルコニー、食べ物)、東アジアの都市について感じたこと

  • hinakokuga
  • 2018年2月19日
  • 読了時間: 5分

前回から更新が空いてしまいましたが、以前ブログにも書いた通り、モロッコ旅行に行っていました。金曜の夜に無事、初アフリカからチューリヒに帰還しました。ネットの調子が悪く、この数日自分の部屋でWifiが使えない状態なので、今は寮の共有キッチンでブログを書いています。フラットメイト達は皆同じトラブルに遭ってWifi難民なので、Wifiを使いにキッチンにちょくちょく来るので、これはこれで賑やかでいいなぁなんて思っています。(不便だけど)

明日からETHでの新学期です。24歳にもなって、何度目の新学期だ?という感じですが(笑)、今だに楽しみと緊張が入り混じった感情がふつふつと湧き上がって来ています。(新学期早々夜更かしです。)

新学期が始まる前に旅行の振り返りは終わらせたかったのだけれど、この数日はバタバタしていて時間が取れなかったので、新学期に入っても旅行のブログを書いていることが確定です。笑 香港・マカオ、そしてスペインからジブラルタル海峡を渡って行ったモロッコ、どれも強烈な印象・感動がありありと残っているので、それが冷めぬうちに書き切ろうと思います!

さて、年始の香港・マカオ旅行の振り返りの続きをします。

香港に着いた翌日は、日曜日だったので、父が用事を入れずに開けておいてくれ、マカオに日帰り旅行に連れて行ってくれました。

↑早起きし、時差ボケする間も無くフェリーに乗り込み、一時間ほどで香港からマカオに到着です。

まず、マカオはポルトガル領時代の名残もあるにも関わらず、前日の夜に香港に着いた時にも感じたことですが、アジアだ!と強い安堵感を覚えました。スイス留学前も海外旅行をして日本に帰ってきた時は、日本は落ち着くなーと感じていたのですが、まさかマカオでもそのホットした気持ちを感じるとは、と正直驚きました。もちろん父のところに泊めてもらい、父と行動していたからと言う安心感によるのも大きかったとは思いますが、西洋で数ヶ月生活することで、西洋が「非日常」ではなくて「日常」になることで覚えた感情なのかなぁとも思います。マカオも日本も、東アジアの1地域として客観視する目線が芽生えて来たのかなぁ、と。

そして、東アジアの都市の煩雑さ、西洋を入れ込みつつも独自の文化が色濃く残りゴチャゴチャ共存している様子は、なんだか自分にしっくり来ると強く感じました。もちろん衛生的には汚いところも多いんだけれど、神秘的でどこか惹かれるところが多いというか。

図らずも谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」を思い出しました。この書には、東洋の美は陰に宿る、といったことが書かれています。

「陰翳礼讃」が書かれた時からすっかり東洋は変わって、さらに西洋化されてしまっているし、谷崎潤一郎が指すこととは純粋には全く異なるのだろうけれど(彼が使う「陰」はもっと物理的な陰としての意味も強いし、洗練された日本の美について主に論じているし、そもそも西洋化の仕方について問題提起している)、現代ではアンバランスさというか中途半端さ、煩雑さの中にある、陰や深みにも、神秘はあるなあ、なんて思った訳です。

横浜駅にまりもラーメンという渋いラーメン屋さんがあって、高校生の時から制服で通っていたのですが、なんだかそのゴチャゴチャした空間が好きで、今でも定期的に行きます。格別に美味しいという訳ではないのに。笑 (まあ美味しいんだけどね。)

そう言う混沌の中にある雰囲気は、必ずしも美しいとは限らないけれど、確実にアイデンティティだし、私はすごく面白いと思います。同じような魅力をマカオと香港でも感じました。

東アジアの雰囲気にホッとするとは言いつつも、マカオならではのカオスな雰囲気には、圧倒されました。

エネルギーに満ち溢れた街並みです。

密集したビルの隙間からひょっこり現れるリスボアホテルの異様さ。

↑砲台を登った高台からの景色は、本当にマカオならではの景色なんだろうなぁ、と感じました。高層ビルから集合住宅まで高密度に詰まっている様は圧巻です。

↑向こう岸の高層ビル群を背景に、集合住宅が密集し、そして右手には世界遺産の壁。不思議な調和(不調和?)を生み出しています。

街を歩いていて面白いな、と感じたことの一つに、バルコニーの多様さがあります。

同じ建物であっても、様々なデザインがあります。

それには、集合住宅の各部屋のオーナーが、後からバルコニー会社に頼んで取り付けるようなスタイルが多いからだとか。もともとバルコニー好きな私には、たまらない空間でした。笑

そしてマカオには、30もの世界遺産が存在します。さらに、それらがとても狭い範囲にあります。こんなに一度にたくさんの世界遺産を見たのも初めてだ!!!と言うくらい一気に回りました。とっっても楽しかったです。写真の整理は終えたのですが、このブログに載せると流石に長くなりすぎるので、次のブログに回します。

マカオは食べ物もとても美味しかったです。

しょっぱくて辛く牛タンみたいなストリートフード。120%ビールにあう味です。

エッグタルト。程よい甘さで周りはサクサク、中はプルプルでとても美味しかったです。

エッグタルトを買った、こちらのマーガレットカフェ・エ・ナタ(瑪嘉烈蛋撻店)というお店も父がチェックしておいてくれました。

私たちは食べませんでしたが、おでん屋もしばしば見かけます。

匂いが結構きついです。

14時からは、父が予約してくれたA Lorcha(船屋葡國餐廳)というポルトガル料理屋さんに行きました。

ここの料理がこれまた美味しかった!!!

タコのサラダ、アサリのガーリックワイン蒸し、アフリカンチキン、五目チャーハンをお腹いっぱい食べて、ワインにビールでほろ酔いになりとても幸せでした。私は特にアサリがお気に入り。(でも食べると体がガーリック臭くなります。笑)

中国語で船屋のレストランという名前で(?)、シーサイドならではのレストランです。

目もお腹も楽しめた、本当に最高なマカオ滞在でした。お父さんありがとう!!!

次のブログではマカオの世界遺産について書きます。

Comments


  • Black Facebook Icon
  • Black Twitter Icon
  • Black Pinterest Icon
  • Black Instagram Icon
FOLLOW ME
SEARCH BY TAGS
FEATURED POSTS
INSTAGRAM
ARCHIVE
bottom of page