45.マカオ世界遺産巡り(後半)
- hinakokuga
- 2018年2月22日
- 読了時間: 2分
世界遺産14個め、聖オーガスティン教会。

ロバート・ホー・トン図書館の斜め前にある教会で、1586年にスペインから来たオーガスティン派の修道士たちによって創建された修道院がもとで、現在の建物は1874年に再建されたものです。私が行った時は改修中でした。(マカオ・香港ではしばしば見受けられましたが、建設の仮設足場が竹で作られているのが新鮮で面白かったです)
15個め、ドン・ペドロ5世劇場。



1860年にマカオに暮らすポルトガル系住民が主導して建設された、アジア初の西洋式の劇場です。パステル調の緑色が可愛らしい建築です。

あまり大きい劇場ではないですが、暖かみを感じる室内です。

二階の客席に行く階段の抜けも気持ちが良かったです。
16個め、聖ヨセフ修道院及び聖堂。


1746年から1758年にかけてイエズス会によって建築された教会です。


爽やかに明るく、美しい教会でした。

ドームが綺麗です。
17個め、聖ローレンス教会。

1558年から1560年に間に建立された教会です。

パステルカラーの水色とクリーム色がとても可愛らしい空間です。
18個め、鄭家屋敷。これは私が一番心惹かれました。





中国近代の思想家、鄭觀應の故居で1811年に建てられ、西洋の建築手法を取り入れた初期のマカオの中国建築です。敷地面積は4000平方メートルもあり、多い時で300名ほどが住んでたそうです。




外部空間を取り入れた、半公共空間がとても気持ちが良く面白い場となっていました。





豪邸です。中庭の作り方や、廊下の抜け、窓の取り方など今見てもモダンと感じます。
19個め、港務局ビル。

イタリア人の建築家、カッスートによって設計され、1874年に落成。マカオの警察部隊を補強するためにインドのゴアから派遣されたムーア人兵士の宿舎でしたが、現在では港務局のオフィスビルとして使われています。


回廊が快適で軽やかな空間です。
20、21個め、媽閣廟・バラ広場。





これらがあるバラ岬は、ポルトガル人が最初に植民を行った場所と信じられています。「媽閣」の広東語読みがマカオの名前の由来になったとされています。


バラ広場は石畳が特徴的です。
このように、大量の世界遺産を一度に見るという、なかなかできない経験をすることができました。お父さんありがとう!
時々クリスマスデコレーションにずっこける時もありましたが、ポルトガルの影響を強く残しつつ独自のスタイルを築き上げた、マカオならではの文化が確かに存在することを強く感じました。
そして、鄭家屋敷は私の「特に好きな建築リスト」に必ずや入ります!またぜひ訪れたいです。
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