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64.チューリヒでの生活(クールのオフィス訪問・早春祭り・パーティー・日本食etc…)

  • hinakokuga
  • 2018年7月4日
  • 読了時間: 6分

7月に入って早4日。私が住む部屋にはエアコンがないので窓を開けて過ごしていますが、風が入らないとかなりの暑さを感じる今日この頃です。兎にも角にも、エアコンを一切使えないので、生まれてから24年半、一番地球に優しい夏になりそうです。

さて、6月のミュンヘン旅から始まる旅行達の振り返りブログの前に、イースター休み以降の学期中に行った場所やイベントについてざっくり振り返っておこうと思います。

2ヶ月以上前のことばかりで大分忘れかけていますが、完全に忘れる前にちょこっと記録。

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4/11

スタジオの授業の一環として、スタジオの教授、ラファエル・ズーバーの事務所があるクール(Chur)に行きました。

クールは5000年の歴史を持つスイス最古の街で、チューリヒから電車で1時間15-30分ほどで着きます。

ズーバーと彼のアシスタントの1人は、毎週クールからチューリヒのETHまで通ってきていました。

クールに到着。

こじんまりと雰囲気の良い町です。

↑この写真のビルの一階がズーバーのオフィスです。(ちなみに小さく写っているのがズーバー)

内部は、小さいながら、机や棚やキッチン、シャワーなど、最低限に必要なものがコンパクトに収まり、白い内壁で明るく、爽やかで気持ちの良い空間でした。

↑オフィスはメインロードから少し奥まった場所にあります。オフィスの赤い窓を開けると、人通りが気にならない程度に丁度よく外部と繋がり、開放感がありました。途中、散歩中のお婆さんが入ってきて、会話する場面もありました。

オフィスでは、「ビーマークリティーク(beamer critique)」という、数人によるスタジオの案の進捗の発表がありました。

↑休憩中のスタジオのメンバー。

クリティークの後は、ズーバー達行きつけのバーで皆で軽食をとってお酒を飲みました。

↑バーのテラスからの景色。聖マルティン教会が見えます。

↑バーの隣の建物。このように、クールでは隅石(?)が目立つ建物をしばしば見かけました。

バーでは、クールの街の噂話から、(ここのバーテンダーのおじさんは今はスーツで決めているけど、普段はすごい変なカラフルな服を着てる時があるなんて話まで笑)、建築のスタジオの話まで色々な話題で盛り上がり、とても楽しかったです。クールは、街が小さいことから、簡単に皆知り合いになるらしく、コミュニティの強さを感じました。

↑バーの内部の様子。

しかし、皆、夕飯も食べずに、生ハムとサラミとパンだけをつまみにストイックに飲んではタバコを吸っていたので、大食らいの私はお腹がペコペコで、日本のおつまみ文化が恋しくなりました。結局終電近くまで飲んで、スタジオのメンバーとチューリヒに帰りました。

クールでは、駅→オフィス→バー→駅と通っただけで、街歩きの時間は十分には取れず、建築を見たり観光をすることも出来なかったので、また必ずや改めて訪れたいです。

ちなみにブログの21.22.23.の記事で以前書いた「テルメ・ヴァルス」「聖ベネディクト教会」の建築家・ピーターズントーの作品は、ここクールにも「ビュントナー美術館」「マサンスの老人ホーム」「ローマ遺跡発掘シェルター」など、沢山あります。

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4/16

この日はチューリヒ最大のお祭りセクセロイテン(sächsilüüte)に行きました。

ツンフトとよばれる職人組合(ギルド)の祭りにはじまった、150年以上の歴史を持つチューリヒ伝統の春祭りです。かつて時計がなくミュンスターの鐘の音が人々に時を告げていた頃、夏季の労働時間の終わりが午後6時(18時)だったことから、春の到来を祝う祭りとして午後6時(Sechsセクス)の鐘の音(Läutenロイテン)と名づけられたそうです。伝統の衣装を着たツンフトたちのパレードの後、冬の象徴である藁でつくった雪男を燃やして、祭りはクライマックスを迎えます。(スイス政府観光局のHPより)

私は翌日にスタジオの中間講評があったので、最後の雪男を燃やす焚火だけ見にいくことにしました。久しぶりのフローリアンと、途中でばったり会ったビンと行きました。

↑ものすごい人の数です。

いつもはスカスカのチューリヒなのに、隅田川花火大会のような、いや、それ以上かもしれない混雑さで、歩くのもままならず、どこから人が湧いてきたのか、と感動しました。

↑そしてこの大衆が見ているのが、この小さな燃える雪男(というか雪だるま)というシュールさ。笑

雪だるまが燃えて頭まで火がつくのにかかる時間が、6分以内だと素晴らしい気候の夏、6分-10分まあ良い、10-15分雨多め、16分以降だと致命的な夏、という占いもあるそうです。

今年は、20分31秒後に雪男(というか雪だるま)の頭が爆発しました。余裕で16分越えでダメじゃん、という感じですが、7月現在、雨が多いという印象はそこまでうけていません。笑

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4/27

11月に訪れたぶり、2回目のバーゼル訪問をしました。

この日は、ノバルティスキャンパスに行きました。ノバルティスキャンパスには、錚々たる建築家が研究施設やオフィスを作っていますが、会社なので普通は入れません。しかし、ノバルティスでインターンをしているKちゃんのおかげで見学させてもらうことができました。

その後、カール・モーゼル(Karl Moser)の聖アントニウス教会、メルクリのオフィス(DUFTY)、市立美術館、ガンテンバインが改修したカフェに行きました。

この日のことは次のブログの記事にて。(内部は撮影禁止だったので、ノバルティスキャンパス自体の写真はほとんどないです)

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4月は、他にも友達の誕生日パーティーに行ったり、ご飯を食べに行ったり、

日本食レストランに国人の友達と日本人の友達と訪れたり。

↑このオオキ(Ooki)というお店、シェフは皆日本人で、きちんと日本の味でとても美味しかったです。

↑5人でレストランで食事を摂る予定が、1人早めに着いてしまったので、唐揚げとビールで1人酒in Zurich。(座敷席でポツンと1人、少し恥ずかしかった)

↑ランチメニューも豊富です。

↑皆で、ラーメン×2、カツ丼、餃子、天ぷら、うどんなどをシェアしました。

美味しかったけれど、久しぶりの日本の味に調子に乗って、日本酒まで飲んだら案の定高くついてしまいました。泣

他にも、スタジオのメンバーでパーティーをしました。↓

スタジオのメンバーでのパーティーには、ズーバーとTA達も来て、スイス人のジョアンナのシェアハウスで、トルコ人のトュトュクがクスクスを、ドイツ人のバジリキが白アスパラを、日本人のエンドウ君と私がお味噌汁と炊き込みご飯を振る舞いました。ものすごい組み合わせです。

↑ジョアンナのシェアハウスは、リビングスペースが広く、オシャレでとても気持ちが良かったです。

炊き込みご飯を皆の分の10合を炊こうとしたら、炊飯器が途中壊れてべちゃべちゃにしてしまうというハプニングがありながらも、楽しい時間を過ごすことができました。

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こう振り返ると、4月はスタジオに追われていたはずの割りには、結構遊んでいたな、と。笑

5月は様々な授業の発表準備に追われ、一度もどこかに遊びに行く余裕はありませんでしたが、先学期以上に勉強と遊びが丁度良いバランス(?)で、心の余裕を持ちながら過ごせた学期だったように感じます。

さて、次回のブログは、さらっと、4/27のバーゼル訪問について書きたいと思います。

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