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66.留学総括

  • hinakokuga
  • 2018年10月8日
  • 読了時間: 5分

帰国してもう1ヶ月以上経ってしまいましたが、留学の総括をします。真面目モード話なので、「また語ってるよ笑」と流してください。笑 

(書くことで頭の整理をしたい&所信表明したい訳です。でも自分用のブログってそんなものだよね?(開き直り))

1.留学について、2.将来について、3.今、考えていること。

の3本立てです。笑

1.留学について

一言で「自分の中のチャンネルが増えて、タフになった!!!」

1年間のETH Zurichでの建築留学と、チューリヒの建築デザインオフィスでのインターンを短期で行い、休暇には様々な国や都市・建築を訪れました。

留学で何を得たのか?と聞かれたら、

・海外で生活することの楽しさと難しさを知った

・新しい建築の設計方法を学んだ

・西洋の文化と建築を学ぶことで日本のそれらを客観視できた

・英語がましになった

・バックグラウンドの異なる人たちと協働することを学んだ

・きちんと自分の考えを表明できるようになった

・自分の興味関心を見つめ直せた

・筋肉と脂肪で更なるムチムチボディを手に入れてしまった(要するに太った)

などなど、、細かいことは何個も思いつきます。

でも何よりも、「自分の中のチャンネルが増えたこと」と、「タフになったこと」が一番の学びだったように思います。

設計スタジオでは、フラビオとは喧嘩(?)しまくったし、後期のズーバースタジオでは、私の考えとは違って結構苦痛なときもあったし、そもそも国も性別もバラバラの14人との共同生活は、なかなか大変だったし、、、

もちろん全部が上手くいった訳ではないです。

でも、「9という文字は反対の人からみると6に見える」のように、正しいこと・信じてること・考えは人の数だけあること、国は違っても、結局は、人と人の話であること、、、

そういう当たり前かもしれない事実に、改めて気づくことが出来たのは本当に良かったです。視野が少しだけ広がったと思います。

建築は人ありきのものなので(例外もあるけど)、色んな人と交流して、色んな人の色んな考えを受け止めて、良い物が作れるような人になりたい、と思っています。

(私はドライな人間と言われてしまいがちだけど、ドライなりにも頑張ろう。笑)

そしてタフになったというのは、肉体的にも建築的にもそうだけれど、それ以上に精神的な点が大きいです。メンヘラになることが格段に減りました。笑

2.将来について

一言で「とりあえず、建築設計して生きていきます!」

留学終了直前の8月に、インターン先のチューリヒの設計事務所のボスと食事に行かせてもらって、沢山相談をしました。

留学前に、いわゆる「アトリエ設計事務所」への決心がつき、1番行きたいところも決まっていました。色々調べて覚悟したはずなのに、いわゆる「ホワイト」ではないし、楽しいという気持ちと、最終的には直感だけで選んで大丈夫なの?安定している仕事ではないし私はやっていけるの?もし子供が生まれたらどうするの?続けられるの?と、漠然とした不安が拭えていない時でした。

ボスからは、「何が起こるかは、その時になってみないと分からないんだし、今の気持ち、今楽しいことを優先した方が良い。なんとかなるよ。その時は大変かもしれないけど、後から続けて良かったと振り返れる時が来るよ」と。

バリバリ世界中で働いて子育てもして、本当にかっこいい、女性の建築家として大先輩のアドバイスは心に染みて、決心がつきました。

まだ建築を5年くらいしか勉強していないのに、くよくよ悲観してもしょうがないよな、と楽観的になりました。自分に才能がなくても、コツコツが苦手でも、波が激しくても、効率が悪い人間でも(笑)、とりあえずチャレンジしてみよう!と。

ひとまずの数年の目標。数年、日本で働いて、日本人建築家(ひよっこ)としての初めの自分の軸を見つけたいです。一級建築士の資格もなるべく早くとります。

そして、軸が見つかろうが見つからまいが、30歳前後で、改めて海外に出て、少し働きたい(1.2年?)と感じています。

スイスなのか、違うヨーロッパの国なのか、はたまた全然違う地域なのかはまだ分かっていませんが。そしてその後、また日本に戻ってきたいです。(その後はまだ分からない!早く独立をしたい、という気持ちは今はまだないです)

とりあえずの数年の計画を、目標であり、小さな「夢」として設定しておきます。

今はまだ抽象的な目標だけど、働きながらもっと解像度をあげて考えていきたいです。

3.今、考えていること

一言で「Que sera sera!!!」

長々と留学やら将来について語りましたが、もしかしたら途中で違う考え方になるかもしれないし、全然違う夢が生まれるかもしれない。今はまだ具体的には考えられないけど、家庭で主婦として家族を守りたい、ってなるかもしれない。

とにかく、変化を受け止められる人、積極的に変わっていける人になりたいです。そして、自分も変わるかもしれないんだから、全く違う他人も受け入れられるようになりたいです。

留学前の私は、大きな変化やら違いをひたすらに「怖い」と思いがちだったので、この考え方の変化だけでも、一つのブレイクスルーであるように思います。


友達は転職したり結婚したりしている中、まだ学生をしている自分ののんびりさに不安にもなります。

でも、まぁ全てを受け止めることに覚悟があれば、なんとかなるか、「Que sera sera」だし「なんくるないさぁ」で「Let it be.」だな!と。笑

なんとかなるだろうな、楽しむこともできるだろうな、という自信というか、予感というか、覚悟(?)も生まれてきています。 

そんなことを思っていた留学の終わり、平成最後、そして学生最後の夏の終わりでした。笑

以下、帰国当日の寮の周りの風景の写真達。私のジョギングコースでした。

↑1年住んでいた寮に帰宅。

 本当に最高で濃ゆい1年でした。次いつか帰ってこれたら、もうひと回り大きくなってるといいな。(願わくば、次は中身だけ!笑)

(何も面白くもないこの記事をここまで全部読んでくれた人がいたら流石にすごい。)

次の記事からは、留学での日々の出来事や、色々訪れた場所を振り返って行きます。

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